沖縄県立芸術大学

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2017年8月2日水曜日

白化 BLEACH

会期
8月10日(木)~8月15日(日)

時間
10:00~17:00

場所
沖縄県立芸術大学附属図書・芸術資料館
第2展示室



 近年深刻化する地球環境問題は、解決するどころか悪化の一途をたどり、島嶼および沿岸地域の水没や海洋資源の枯渇も遠い将来の話ではなくなっています。陸上での汚染物の多くは雨や河川を伝い、最終的には直接海洋に流れていることはご存じの通りです。 日本の最南端に位置し、亜熱帯気候と島嶼という環境条件に恵まれた沖縄は、生物多様性の宝庫であるとともに人々も様々な自然の恩恵を受けてきました。
 しかし、1980年代からサンゴ礁の白化現象が問題視されはじめ、今もなおサンゴ礁が減り続けています。
そこでOSLでは、様々な分野にわたる英知を集結させた分野融合型の研究を、沖縄で行うことで、サンゴ礁をはじめとした海洋環境全体を包括的に捉えた積極的かつ戦略的な環境保全を行いたいと考えています。
 本企画は、上記のコンセプトを基本とし、現在の沖縄のサンゴ礁の現状をアートを通して表現することで、リアルタイムでの積極的かつ多角的な保全活動を目指しています。この展覧会をアートと科学の接点とし、より正確な状況把握と将来的なコラボレーションの可能性等を考えるプラットフォームにできればと考えています。

OSLとは:Okinawa Seaside Laboratory(沖縄・海ラボ)」は、沖縄文化を思想的な基盤とし、芸術と科学の統合による学際的技術と地域連携による人々のつながりを最大限に生かすことで、これまでにない環境活性化システムの 創造による海洋環境の積極的保全と、持続可能な社会・経済システムの創造による人間生活の豊かさの向上を 実現することを目的とする科学者とアーティストの集団。
ファウンディングメンバーは、中島隆太、杉本親要、柳澤涼子、岡本光平、久場麗美。